大きなリビングを使いこなさないなんてもったいない
2021.08.27
住まいを建てるとき、リビングを広くしてほしいと望むユーザーは多い。特に何をしたいのかが明確でない方もとにかくリビングは広く広くと要望する。
案外、住み始めると広くとったリビングが閑散としてしまう家も多いのだが、広いリビングには何かしらのあこがれがあるだろう。通常、リビングにはソファやテレビがおかれることが多い。住まいの最も環境のよい場所でもあるので、ソファでくつろぎながら映画を観たり、スポーツ観戦ができたりすると充実した休日の午後が手に入る。そんなイメージでリビングを広くしたい方多いのだろうが満喫できるリビングになっていません?
家族団らんを夢見てリビングを広くしたいと考えるユーザーもいらっしゃるのですけれど、家族団らんのシーンを少しイメージしてみると案外炬燵でミカンとか、家族で鍋をつつくとかだったりしませんか。さらに家族団らんに最も適している広さは4畳半と言っている方もいらっしゃるほど、狭いほうが家族のコミュニケーションを取りやすいかも。
では、広いリビングでは何をする?
おすすめは好き勝手なことをしながらひとつの部屋に集まる場所。お母さんはネットでブログの書き込みをし、お父さんは好きな雑誌をソファに寝転がって眺め、お兄ちゃんはテレビゲームを大画面で楽しみ、お稔ちゃんはお母さんと一緒にネットを楽しむ。それぞれが干渉しない距離や空間を確保するためにリビングの広さが必要なんです。
中途半端な広さのリビングだと、家族がそれぞれに個室にこもりがちになるところを広いリビングが家族のコミュニケーションを育むと思います。